ボランティア活動へのお誘い

海好きの人集まれ!

ボランティア活動へのお誘い

はじめに:
 「NPOパパラギ”海と自然の教室”」は1999年に神奈川県の特定非営利活動法人として認証されました。
それ以前の学校での総合学習を担当し始めていた当時から私達の活動にとって最も重要だった事は、ボランティアの人達との協働でした。正に今日まで継続して活動を続けてこられたのはボランティアスタッフの皆さんとの協働をなくしてはありえないのです。

参加される方も様々です。高校生から社会人の方々、そして職業を御引退された方々まで老若男女で構成されています。それぞれの方がそれぞれの興味・志(こころざし)そして環境保護への使命感などから、それぞれの”想い”や”楽しみ”を持って参加されています。
つまり「100人100様」の参加をされており、”こうでなければいけない・・・”ということはないのです。

違いを受け入れる:
 教育の原点が「違いを受け入れること」であるならば、私達の活動は、自然界に存在する様々な生きものへの興味、正に「違うこと」への興味や気付き、そして違いを受け入れることから始まります。
当然、そこに集う人達は皆違いを持った人達なのです。

現代社会のような競争原理が重要視される状況のもとでは、学校でも社会でも企業でも職場でも、競争を強いられたり”他者と比べられること”が少なくありません。その事で過度のストレスを生じたり、健康を害したり、深刻な病に伏してしまうこともあるでしょう。
それらは、狭窄環境の中での人間関係などが原因であることも考えられます。

決まった期間の中で結果や成果を求められる社会では、頑張れる人は目標を達成出来ても、そうでない人や弱者は排除されてしまうという厳しい現実もあるかもしれません。
しかしNPO活動の基本は、その活動の目的や社会的ミッションはあっても、そこに携わる各人には各人に合った関わり方があってよいのです。
「違いを受け入れる」ということは、その人の存在そのものを認め、敬愛することです。
そして、それは無償の行為を通してこそ得られることでもあるのです。

ボランティア活動というと”定年退職後の活動”と思われていることも少なくありません。
しかし、そうではありません!私は学校教育と同じ位に人の教育にとっては大切で、価値があることと考えますし、何よりも若い人達にもどんどん参加して欲しいと思います。

とにかく楽しいこと:
ボランティア活動をするにあたっての最も大切なことは、何と言っても”楽しいこと!”これに尽きます。
活動のスローガンにもある”海って楽しい!海って大好き!海って大切!”は誰でもまずは海で遊び、その楽しさに改めて気付き、好きになり、そして守って(保護して)いくにはどうしたらよいのか?ということを各々が段階的に行動してくれるようになれば、こんなに良い事はない!という考え方なのです。
それは言葉を変えれば、参加の仕方は自由でよいという事。
“ボランティア”という言葉に縛られずに、まずは「自分も海で遊びたい」ということでも構わないということなのです。

共育という考え方:
“教育”ではなく、”共に育つ”意味での”共育”という言葉を使うとすれば、私達の活動にこれほどぴったり合ったものはないでしょう。
それは一般の参加者でもボランティア・スタッフも、また私のような海を専門としている者でもお互いに学び合い育ち合うということもNPOパパラギ”海と自然の教室”の活動目的のひとつでもあるのです。
海をフィールドにしたこのような無償の活動や他では体験出来ない人間関係の構築は、健全であり、無欲であり、そして、何より人として育ち合う場としてはもってこいの環境だと思います。

ボランティアの人達:
これまでにボランティアとして参加していただいた方々一人一人の顔を忘れることはありません。
そして、どなたも最初は戸惑いや緊張の面持ちでも行事が終わった時にはとても明るく満足した表情、そして何より、ちょっぴり自信を持った表情になっているのです。
普段関わることがない職業や自分とは違う環境の中で生きている人達との出会いもありますから、特に若い人達には良い経験になると思います。

東海大学教養学部人間環境学科の総合演習として私達の活動が学びの場となってから既に10年になりますが、担当の私にとっても多くの学生達がこのような実践の場を得る事の意義は大きく、やりがいのあるものです。

また、嬉しい”出会い”もあります。ボランティアスタッフ同士の出会いは願ってもないことです。
何より、海と自然を愛し、野外活動が好きな男女が結ばれ、その2人のもとに生まれてくる子供の将来のことを考えると胸が躍る思いです。
実際、お子さんが誕生して子供連れで活動に復帰している家族も少なくありません。
そして、教員や野外活動のリーダーなどリーダーシップを実践の場で学ぶということや、シュノーケリングやダイビング・インストラクターの基礎を学び、指導者としての素養を磨くという意味でも良い経験の蓄積となるでしょう。

どんなきっかけでも結構です。
多くの人へボランティア・スタッフとしての参加を心からお誘いしたいと思います。
そして、共に遊び、共に学びましょう。きっとそこには新しい体験や新しい出会いがあるでしょう。

ぜひ海でお会いしましょう!

<参考文献>

・競争原理を超えて-ひとりひとりを生かす教育

遠山 啓 著 太郎次郎社エディタス 出版

・かすかな光へと歩む/生きることと学ぶこと

大田 尭 著 一ツ橋書房 出版

NPOパパラギ”海と自然の教室”

発起人 武本匡弘

武本匡弘プロフィール


海岸生物観察会

とにかく参加者と一緒に遊ぶ!生物を観察する!

江ノ島、鎌倉にて開催されます。参加者と一緒に生物を見つけ、観察します。
その他、受付係・安全管理・記録撮影係などスタッフのサポートをします。

海岸生物観察会


シュノーケリング教室

参加者と楽しみながらシュノーケリングでの
フィッシュウォッチングも上手になろう!

期  間: 毎年5月~11月の間
参加対象: 子供~大人まで
場  所: 鎌倉海岸、伊豆、城ケ崎海岸などを中心に開催されます。

*詳細は下記電話番号までお問い合わせ下さい

N.P.Oパパラギ”海と自然の教室”
0466-26-0088

伊豆シュノーケリング教室のようす


臨時ボランティア


色々な催しに参加したい!

NPOのスケジュール以外で、臨時で子ども会や、県のイベント、小・中高等学校などから依頼を受け、生物観察会などのイベントを行っています。

臨時ボランティア

東日本大震災被災地の南相馬を中心にした地域からいらした親子と 地元の親子が集まり、一緒に江の島での磯観察を楽しみました。


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