「星と波と風と」 プラスチックの海を往く シンポジウム報告

1月26日(土)に藤沢、27日(日)に葉山の2会場で海洋プラスチックごみを考えるシンポジウムを行いました。
おかげ様で、両会場とも定員を超えた約130名様の参加者があり、皆様の関心の強さを感じました。

プロダイバーの武本匡弘さんは、「太平洋航海プロジェクト」で自ら操船するヨットから見た海と太平洋の島々の現状を報告してくださいました。

希望が持てる集まりにしたいと思っての企画でしたが、
「深刻な問題ですね!」と感想を寄せられる方も少なくありませんでした。
確かに、「海の現場」で体験しているとその厳しさを思い知らされることが多いのが現実です。

でも、先ずは「知ることが希望」と思っています。

お越しいただいた皆さんに感謝申し上げたいのはもちろんですが、参加団体、グループ等で海洋ごみ問題、プラスチックフリー等に取り組み始めることになったのもうれしい成果です。

是非、次回は海でお会いしましょう!
ありがとうございました。

環境カウンセラーの中井八千代さんは、増え続けるプラスチックごみに対して、私たちが何をするべきか?を提言してくださいました。

以下皆様からの声(お礼のメール返信などから抜粋)ーーーーーーーーーーーーーーーー

・ヨットで航海して気候変動や漂流ゴミの多さを体験するという命懸けの行動に心から敬意を表します。

・今まで知らなかった事ばかりで、とても深刻な問題と思いました。
それでも「知ることが希望」という武本さんの言葉に元気が出たかな?

・2か月以上も海の上で暮す帆船航海って想像がつきませんが迫力の映像でした、反面、プラスチックゴミだらけのマンタの海(?)の映像にはショックを受けました。

・ゴミだらけの海、放射能垂れ流し、「人間は海を下水の様に使ってきた」という登壇者の言葉にハッとしました。

・去年のG7サミットの「海洋プラスチック憲章」で署名しなかった日本は世界中から非難を浴びた、という中井さんの話に思わずうなずきました!

・いつも武本さんの海の話には夢が膨らむ、60歳を超えても冒険し続ける姿を孫にも見せたい。

・葉山町の自慢の一つに女性議員の多いこと、と武本さんが言っていたことを思い出しました、今回は女性の議員が5人も参加していたと聞き驚きました。

・立ち見の出るほどの盛況で何よりでした。
採りあげたテーマに対する考え方、受け止め方は様々あるでしょうが、この現実を語り継ぐ責任は、今を生きる我々の仕事なのではないかと、改めて気づかされました。

・湘南の海辺の町から発信するテーマに相応しいものでした。
来年のオリンピックに向けて開催会場の都市として、世界に胸を張って発信していきたいですね。
拙速でもいいから湘南都市連合での条例ができるといいですね。それでこそ「湘南スタイル」。
お疲れさまでした。

・ごみ問題における外部負経済の観点から見れば、デポジット制などは、処分方法の議論抜きにすぐにでも導入できそうな気がしました。
住民だけでなく観光客にも混乱なく受け入れられる仕組みではないでしょうか。

・海からの眺めだけでなく、陸上でも例えば奈良公園の野生のシカたちの胃袋がレジ袋などでいっぱいになって死亡するなどの事例が出ています。
人間の代わりに犠牲になってくれています。
そこに学ぶべきことが何かを、ゴミ問題から発展させて、プラスチックとの向き合い方について、かつてのPCBや有機水銀、フロンガス汚染などと同程度の強度で対処する必要があるように思いました。

・逗子からの参加でしたが、葉山の若い町長さんが参加していたのには驚いた。
葉山町は健全ですね。

・参加させて頂き、知る事が出来て良かったです。
あれから、出かけると、ついつい海や川、側溝のゴミをチェックする様になりました。
まずは知ること、そして一人一人がアクションを起こす事ですね。
あのシンポジウムがスタート地点となり、少しづつでもプラスチックフリー、ゴミの無い海を願ってやみません。

こんなプラスチックがさらに細かなマイクロプラスチックになり、海へ広がっていきます。

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